夏になると書店では夏休みの読書感想文のためのフェアが開催される。いつもは品揃えを見るぐらいで特に買わないのだが、置かれていた本についていた『きょうりゅうオーディション』のミニえにっきが可愛くて思わず衝動買いしてしまった。
せっかく読書感想文の書き方の本を買ったのだから、200文字程度で終わらせていた感想文を2000文字ぐらいかけるように頑張ってみようかなと思ったのである。・『ドラえもんの国語おもしろ攻略 読書感想文が書ける』
小学生対象らしくゼロから読書感想文をかくための説明が漫画パートを挟みつつのび太とドラえもんを通じて面白く伝わってくる。フニャコフニャ夫という原作をちゃんと読んでないわからないキャラがでたり、映画ののび太はなぜ活躍するの?というメタネタをぶっこんできたりドラえもんが好きなら読み物としても楽しめる。個人的にドラえもんが夏目漱石に出会ったことで書かれた『吾輩は猫であるがあいつは猫ではない』がタイトルだけでも面白そうなので『のび太の月面探査記』を書いた辻村深月さんに書いて欲しい。
・『「好き」を言語化する技術』著:三宅香帆
想像の10倍ぐらい素晴らしい本だった。ただのハウツー本ではなく、「好き」の気持ちに追随する楽しさと苦しみに寄り添ってくれるバイブルだ。オタ活していると結構嫌な気分になる事が多いのでこういう「好き」を肯定してくれ、さらにその気持ちの表現の仕方を教えてくれるのでオタ活の心のよりどころになる。この本にもっと早く出会えればX(旧:Twitter)を辞めなかったのかもしれない。これからも何回も読んでいきたい本です。
『スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険』
あとなんとなく読んだ本に結構感銘を受けたので自分用の記録
・『読まれる覚悟』著:桜庭一樹
直木賞作家による小説を書き続けるためにどう気持ちを保っていくかが書かれた新書。同じ作者の『名探偵の有害性』を最近購入したばかりだったので図書館で目に留まり借りた。これを読んでいると売れっ子作家は大変なんだなと同情してしまう。もし自分の住所が漏れて固定電話にいきなり「近所に引っ越したので家来てください!」って電話が来たら数日寝れなくなるわ……結構衝撃だったのは新人の書評で内容が誇張されたものや、人格批判すれすれな事が書かれたりするのが多い事だ。文芸の雑誌の書評だからといって必ずしも内容が正しいとは限らないというよく考えれば当たり前の事を今更気づいた事に結構ショック。他人の書評や感想を鵜呑みにしてしまうと無意識の内に作家を傷つけてしまうかもしれないのでちゃんとした自分の感想をかけるように頑張ろうと思えた素晴らしいエッセイ(読まれ方入門書と言った方がいいのか?)だった。作中で紹介された『フェミニスト、ゲームやってる』(晶文社)が気になったので目次を見てプレイ済みのゲームがあったら買ってみる。
早川書房が創立80周年を迎えるので様々なイベントを予定しているのだがその中でハヤカワ文庫の80冊と記念復刊8冊がある。この88冊の感想を今年中に書くというチャレンジをしてみたいのだが中々無謀な事だとやる前から諦め気味なので目標というよりは夢だと思ってここにひっそりと書いておく。
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